ギニアにおける麻しん(はしか)の発生

【ポイント】
●ギニア保健省は、同国コナクリ市内5区及び15県に対して、麻しんの流行宣言を発出しました。
●麻しんにかかったことがない方がギニアに渡航する際には、あらかじめ麻しんの予防接種歴を確認し、麻しんの予防接種を2回受けていない場合、又は接種既往が不明の場合には、予防接種を受けることを推奨します。

1.ギニアにおける麻しんの発生状況
 ギニア保健省は、2017年1月から3月18日までに、麻しんの感染疑いが3,430例発生し、検査などで2,944例が確定例として確認されたと発表しています。死亡例は5例です。
 同省は、本年2月8日、コナクリ市の5区及びその他15県に対して、麻しん流行宣言を発出しました。また、12県に対して警戒宣言を発出していますので、麻しんにかかった(検査で診断された)ことがない方がギニアに渡航する際には、以下2.を参考に、あらかじめ麻しんの予防接種歴を確認し、麻しんの予防接種を2回受けていない場合(1回のみの接種も含む)、又は接種既往が不明の場合には、予防接種を受けることを推奨します。
 なお、下記以外の地域においても十分な注意が必要です。

○流行宣言地域(コナクリ市内5区及び15県)
コナクリ市(ラトマ区、マトト区、マタム区、カルム区、ディクシン区)、コヤ県、ボッファ県、ディブレカ県、フォレカリア県、フリア県、キンディア県、ンゼレコレ県、ゲケドゥ県、シギリ県、ダラバ県、カンカン県、ヨムー県、ボケ県、キシドゥグ県、ファラナ県
○警戒宣言地域(12県)
マンディアナ県、ロラ県、ベイラ県、クンダラ県、マセンタ県、ダボラ県、ラベ県、マムー県、トゥゲ県、クルサ県、ディングイライェ県、ケロワネ県

2.麻しんについて
(1)感染源
 麻しんは伝染性の強い急性発疹性のウイルス感染症で、感染者の気道分泌物(鼻、咽頭、口腔からの飛沫、飛沫核)による空気感染、飛沫感染などにより感染します。
(2)症状
 潜伏期間は10~12日で、主な症状は38℃前後の発熱、咳、鼻汁、結膜充血、目脂、発疹などです。また、合併症として肺炎、脳炎などを来すこともあります。特別な治療法はなく対症療法が中心となります。一度、典型的な麻しんを発症した人は、通常、終生免疫が獲得されます。
(3)予防方法
 麻しんは感染力が非常に強いため、ギニアをはじめ麻しんの流行している地域に渡航する際には、日本へ麻しんを持ち込まないためにも、事前の予防対策が重要となります。このため、これまで予防接種を受けていない方や、1回しか接種を受けていない方には、麻しん風しん混合ワクチンの接種が勧められます。
 なお、現在は定期の予防接種は、生後12月から生後24月に至るまでの間にある小児(1期接種)及び小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にある5歳以上7歳未満の小児(2期接種)に対して実施しています。
 厚生労働省作成の「麻しん(はしか)に関するQ&A」及び国立感染症研究所ホームページ(特に最新の感染者数)もご参照ください。

○参考情報:
 感染症広域情報:海外における麻しん(はしか)の発症に備えた注意
http://www2.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/pcinfectioninfo.asp#widearea
 厚生労働省「麻しん(はしか)に関するQ&A」
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/index.html
 国立感染症研究所
http://idsc.nih.go.jp/disease/measles/index.html

3.海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在する方は、大使館又は総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet)
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/)

(問い合わせ窓口)
 ○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903
(外務省関連課室連絡先)
 ○外務省領事局政策課(海外医療情報)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5367
 ○外務省海外安全ホームページ
  http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地在外公館連絡先)
 ○在ギニア日本国大使館
  電話:628-6838-38~41
  国外からは(国番号224)628-6838-38~41
  ホームページ:http://www.gn.emb-japan.go.jp/j/