外務省、マンチェスターの爆発事件で注意喚起-ツアーは影響なし

外務省は5月23日、現地時間の22日22時頃、英国のマンチェスター市中心部にあるマンチェスター・アリーナで発生した爆発事件を受け、注意喚起のためのスポット情報を発出した。歌手のアリアナ・グランデさんのコンサートの終わりに爆発が発生したもので、23日午前中までに19名が死亡、50名以上が負傷した。現地当局は同事件をテロ事案として扱っている。

 同省では、マンチェスターをはじめ英国を訪れる旅行者に対し、不測の事態に巻き込まれないよう最新の関連情報を入手するとともに、現場付近には近づかないよう要請。コンサートなどのイベント会場や公共交通機関、観光施設、デパートなどの不特定多数の人々が集まる場所、政府施設、6月8日に予定される総選挙に関連した集会など、テロの標的となりやすい場所を訪れる際は周囲の状況に注意を払うこと、旅行前に家族や友人、職場などに旅行先での連絡先を伝えること、「たびレジ」に登録することなどを求めている。

 本誌の取材に応じたジェイティービー(JTB)、エイチ・アイ・エス(HIS)、阪急交通社によれば、今回の事件に関する消費者からの問い合わせは特段なく、英国ツアーの予約のキャンセルなども見られていない。JTBとHISはマンチェスターを訪問するツアーは現在は企画しておらず、阪急交通社も一部の周遊ツアーで訪問することはあるが、事件発生時に現地に旅行者はいなかった。JTBによれば、マンチェスターへは期間限定のサッカー観戦ツアーや留学以外ではあまり日本人観光客が訪れていないという。3社とも英国を訪れるツアーへの影響はないと見ており、今後もツアーは通常通り催行する考え。