NZ、羽田線の昼便化や増便に意欲、成田も維持

ニュージーランド航空(NZ)とニュージーランド政府観光局はこのほど、都内でメディア向けの懇親会を開催した。冒頭で挨拶したNZ日本支社長のペリエ・クロヴィス氏は、「日本人のイメージするニュージーランドは、まだまだ自然や羊などに偏っている」と指摘した上で、7月に羽田/オークランド線を週3便で開設することを紹介。「我々はNZのサービスだけでなく、我が国に対するイメージも変えるさまざまな取り組みをおこなっていきたいと考えている。羽田線を利用してぜひニュージーランドを訪れてみてほしい」とアピールした。

 本誌の取材に応えたクロヴィス氏は、当初希望していた昼間時間帯ではなく、深夜早朝時間帯で羽田線を運航することについて「この時間帯が最適とは思っていない」と強調。引き続き昼間枠での就航に向けた交渉に取り組む姿勢を示した。予約状況については「7月と8月は好調だが、9月と10月はまだ好調とはいえない」と説明し、ロードファクターについては8割以上をめざす一方で「イールドとのバランスが重要」との考えを示した。

 NZは現在、成田/オークランド線を週7便で運航しているところ。クロヴィス氏は「我々がめざすゴールは成田線と同様に、羽田線も週7便にすること」と語り、成田線の便数を維持したまま羽田線を増便することに意欲を示した。増便の時期は未定だが、「2019年のラグビーワールドカップまでには増やしたい」考えだ。

▽政観、平均日数増に意欲、地方分散も

 ニュージーランド政府観光局日本局長の猪膝直樹氏は、「豊富な自然を売りにしているデスティネーションはたくさんあるが、そのなかで我々は、ニュージーランドならではの体験を訴求したい」と強調。17年度(2017年7月~18年6月)については「訪問者数の増加はもちろんだが、平均滞在日数を現在の9日間から増加させたい」と意欲を示した。訪問者数や滞在日数などの数値目標については「公式には設定していない」とした上で、「訪問者数は11万人くらいが妥当では」と述べた。

 同局によると、2016年の日本人訪問者数は前年比15.4%増の10万736人で、8年ぶりに10万人を超えた。数年前からショルダーシーズンの春(9月~11月)と秋(3月~5月)の誘客に取り組んでいることや、若年層やシニアにターゲットを絞った各種プロモーションを展開していることなどで、訪問者数が年々増加しているという。

 17年度のプロモーションについては、「クイーンズタウンなどを含む、いわゆるゴールデンルートだけでなく地方へと分散させたい」と説明。注力する地域などは検討中だが、「NZの国内線ネットワークの活用なども考えている」という。自然に加えて、各地のワインや南島最南端の町ブラフで獲れるオイスターなどの食、ラグビーやスキーなどのスポーツををフックに、年間を通じて各地のさまざまな魅力をアピールする考えだ。

情報提供:トラベルビジョン