澤田氏、ハウステンボスのアジア展開に意欲、交渉を開始

ハウステンボス(HTB)が6月7日に開催した記者会見で、同社代表取締役社長の澤田秀雄氏は、中国などのアジア諸国への進出計画を明らかにした。長崎と同様の「花と木とヨーロッパの雰囲気の街並みを持つテーマパーク」を海外でも開業する考えで、開業時期については未定とした上で「設計からすべてをおこなうため、2、3年はかかるのではないか」と語った。すでに現地の関係先と交渉を進めており、投資額は同社と現地企業などの共同出資により、1000億円から2000億円程度を見込んでいるという。

 候補地については「2000万人から3000万人程度の規模の都市から、1時間から3時間以内で行ける場所を検討している」と説明。「長崎のように市場規模が小さなところではなく、大きな市場でテーマパーク事業にチャレンジしたい」と意気込みを語った。競合相手としては「ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ」を例に挙げた。

 パーク内で提供するコンテンツについては、7割から8割程度を長崎と同じものにする考え。そのほかに最新のアトラクションなどを導入する見込みで、澤田氏は「長崎のハウステンボスには無駄な部分もある。無駄を省いた最新のテーマパークにしてもいいのでは」と話した。

 なお、ハウステンボスは同日、東京への進出を発表(関連記事)。「H.I.S.渋谷本店」にVRアトラクションを体験できる有料の常設施設「SHIBUYA VR LAND」を開業し、夏期限定で「お台場ウォーターパークbyハウステンボス」を開設する。澤田氏は「ハウステンボスのコンテンツを切り出した、世界展開の練習台のようなもの」と語った。

情報提供:トラベルビジョン