エジプト航空、成田線の運航再開へ、10月29日から週1便

エジプト航空(MS)は6月12日、同国の政情不安による需要減を理由に2013年7月から運休していた成田/カイロ線を、10月29日から週1便で再開すると発表した。昨年11月から今年3月まで運航していた定期チャーター便の好調を受けたもので、機材は定期チャーター便と同じくビジネスクラス49席、エコノミークラス297席のボーイングB777-300ER型機を使用する。政府認可についてはこれから申請する予定。

 MSの日本地区総代理店(GSA)を務めるレジェンドリーグスによれば、定期チャーター便はカイロから関空、成田、ルクソールを経由してカイロへ戻るルートで、11月20日から3月26日まで週1便・計19本を運航。搭乗率は平均して8割から9割程度と好調で、特に1月以降は9割を超えていたという。

 復便後の搭乗者は、日本からのエジプトを訪れる観光客が多くを占める見込み。販売は旅行会社をメインとする考えで、「中東系キャリアの羽田線開設などがあり、環境は変わっているが、まずは定期チャーター便と同様の搭乗率を維持していきたい」という。なお、成田/カイロ線の運休以降も13年10月まで運航していた関空/カイロ線の再開については、成田線の需要動向を見た上で検討する考えを示した。

 日本/エジプト間の運航再開に向けた動きは昨年から活発化しており、昨春にはツアーオペレーターのプラネットツアーサービスがエジプトのナショナル・アビエーション社が運航するチャーター便4往復を使用してでツアーを企画。好評を博したことが定期チャーター便の運航につながっている。

 外務省は現在、海外安全ホームページでカイロなど主要観光地にはレベル1の注意喚起を発出。その他の大部分についてはレベル2の「不要不急の渡航は止めてください」を、シナイ半島やリビアとの国境地帯についてはレベル3の渡航中止勧告を発出している。

  なお、今月に入りエジプト政府は、サウジアラビアやアラブ首長国連邦などともにカタールとの国交を断絶。カタール航空(QR)は現在、エジプト線の運航を停止しているため、国交の断絶が長期化すれば、日本からドーハ乗り換えでエジプトを訪れているツアーの需要が、MSへと流れる可能性がある。

 10月29日からの成田/カイロ線の運航スケジュールは以下の通り。

▽MS、成田/カイロ線運航スケジュール(10月29日~)
MS965便 NRT 21時20分発/CAI 04時30分着※翌日(日)
MS964便 CAI 00時10分発/NRT 19時00分着(日)

情報提供:トラベルビジョン