GBT NTA、今年もBTMフォーラム、AIやロボティクスに焦点

会場の様子  アメリカンエキスプレス・グローバルビジネストラベル・日本旅行(GBT NTA)は11月14日、都内で日本企業のビジネストラベルマネジメント(BTM)の課題解決に向けた、毎年恒例の「ビジネストラベルフォーラム2017」を開催した。6回目となる今年のテーマは「ビジネストラベルマネジメントの更なる進化に向けて」で、一般の大企業などから約50名が参加した。

内山氏  冒頭で挨拶した同社代表取締役社長の内山博生氏は、グローバル化の進展に伴い企業の出張が活発化している現状について述べた上で、「企業はより高度な管理体制を求められる。今回のAIやロボティクス(ソフトウェアなどを含むロボット技術)に関する基調講演などが、ビジネストラベルの進化につながれば」と述べた。

滝田氏  GBT NTAの事業戦略&開発本部本部長の滝田祥丈氏は「ビジネストラベルアップデート」と題したプレゼンテーションを実施。同社の事業や日本の業務渡航の現状について説明するとともに、セーバージャパンが今年8月に実施した「BTMに関する海外出張者の実態調査」の結果に言及し、「まだまだ手動による作業が出張者の時間を奪っている」と指摘した。今後については、AIやロボティクスの革新がBTMの質を向上させることに期待した。

中田氏  続いて昨年に続き、日本CFO協会主任研究員でナレッジネットワーク社長、公認会計士の中田清穂氏が登壇。「海外出張管理にも活かせるAI・RPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)」と題した基調講演をおこない、BTMの効率化に向けたAIやロボティクスの導入を提案した。

 特にロボティクスについては「コストのかかるAIと違い、事務作業のためのロボット(ソフト)は試供版などを使って簡単に作ることができる」と導入を推奨。契約管理事務などにおける単純作業をロボットに代行させて、コスト削減や効率化を進めた企業の例などを紹介するとともに「苦痛を伴う単純作業はロボットに任せて、人間は考え、作り出す仕事にシフトしては」と呼びかけた。また、NTTグループが提供するRPAソリューション「WinActor」で試作した事務作業ロボットを動画で披露し、「“RPA”と聞くと小難しく感じるが、実際にはコストをかけずに簡単に作ることができる」と説明した。

ウィリアムズ氏  アメリカンエキスプレス・グローバルビジネストラベルでプロダクト・マネージャーを務めるスティーブ・ウィリアムズ氏は、個々の業務渡航者の過去の出張データをもとに、適切と考えられる複数の旅程案を提示するとともに、予約や予算などを一元管理することができる同社の予約ツール「KDS NEO」などを紹介。「出張者は煩雑な事務作業から解放される」とアピールするとともに、BTMにおいても個々人のニーズへの対応に焦点を当てることの重要性を強調した。

 協賛企業やゲストスピーカーによるセッションでは、アエロフロート・ロシア航空(SU)、デルタ航空(DL)、ヒルトン・ワールドワイド・セールス、シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツがプレゼンテーションを実施。各社が法人契約プログラムなどのメリットを紹介し、参加者に利用を呼びかけた。

情報提供:トラベルビジョン