LOTポーランド、成田線「五輪までにデイリー」-羽田や関空にも関心

LOTポーランド、成田線「五輪までにデイリー」-羽田や関空にも関心

 LOTポーランド航空(LO)は1月30日、成田/ワルシャワ線の就航2周年を記念し、都内のホテルでレセプションを開催した。同路線は2016年1月に週3便で就航し、現在は週4便で運航中。好調を受けて3月31日からは週5便に増便する。来日した同社CEOのラファウ・ミルチェルスキー氏は本誌の取材に応え「20年の東京オリンピックまでに成田線をデイリー化したい」と意欲を示した。

ミルチェルスキー氏 

 成田線はビジネスクラス18席、プレミアムエコノミークラス21席、エコノミークラス213席、計252席のB787-8型機で運航。就航から17年12月末までの総乗客数は12万2000人に上り、17年の平均搭乗率は77.7%だった。利用者の多くは観光客だが、ビジネス需要も増加傾向にあるという。ミルチェルスキー氏は「成田線により両国の人的交流が活性化し、経済協力も促進した」と語り、日本の旅行会社に対しては「完璧なパートナーであり、今後も関係を保っていきたい」と販売協力に謝意を示した。

 同氏によれば利用者の日本発・ポーランド発の比率は5対5で、日本発の6割はワルシャワ以遠の中欧や東欧などへの乗継客。特にブダペスト、ドブロヴニク、ザグレブへのアクセスが良く、例えばブダペストの場合、ワルシャワ着から2時間10分後にはブダペストに到着できるという。

 ミルチェルスキー氏はそのほか、26年頃にはワルシャワの南西に新たな国際空港がオープンし、LOは現在のワルシャワ・ショパン空港から全運航便を新空港に移してハブ化する予定であることを説明。その上で「新空港から日本に週28便を運航するのが大きな夢」と語った。「週28便」の内訳については明らかにしなかったが、今後は羽田、関空、中部への就航も検討しているという。

 このうち羽田については「日本各地への接続が良い。20年までに就航したい」と特に強い意欲を示し、「20年までには羽田の発着枠が増える。ポーランド政府に交渉を進めてもらえるよう働きかけている」と説明した。なお、日本とポーランドの航空当局は、すでに羽田以外のオープンスカイについて合意している。

ジェジチャク氏 レセプションでは、来日したポーランド共和国外務副大臣のヤン・ジェジチャク氏が登壇。今年が独立回復100周年、来年が日本との国交樹立100周年であることを説明し、2国間関係をさらに強化する考えを示した。また「記念すべき19年に成田/ワルシャワ線が増便することを望みたい。将来的には成田線以外の路線開設も期待する」と話した。

 なお、同氏は1月25日に外務副大臣の中根一幸氏と会談し、昨年5月の外相会談で締結した20年までの戦略的パートナーシップに関する行動計画を着実に実行することを確認。計画には、観光分野における相互協力や、19年を「日本・ポーランド文化交流年」とすることなどが盛り込まれている。