ユナイテッド、ミクロネシア線をさらに再編、ロタは運休

ユナイテッド航空(UA)は5月末に、グアムなどをハブ空港とする地域航空会社のケープエア(9K)とミクロネシア線に関する提携を終了し、9Kが46席のATR42型機を使用し、UA便名で1日5便を運航しているグアム/サイパン線や、三角運航しているグアム/サイパン/ロタ線をネットワークから除外する。一方で6月1日からは、ビジネスクラス16席、エコノミープラス42席、エコノミークラス108席、計166席のB737-800型機で1日1便を自社運航する。1日あたりのグアム/サイパン線の座席数は、64席減少することになる。

 UAによれば、今回の決定はグアムやサイパンの住民からの声を受けたもので、プロペラ機のATR42型機は悪天候などで運休するケースが多いため、ジェット機による運航で安定運航をめざすという。

 一方、グアム/サイパン/ロタ線については運休を決定。9Kは現在、全46席のATR42型機でグアムからサイパン、ロタの順に経由してグアムに戻る便を週4便、逆周りの便を週3便運航しているが「B737-800型機で運航しては需要に見合わない」という。

 UAによれば、6月1日以降の9K運航便を予約している乗客には、4月23日から順次連絡し、別便への振替または返金の案内をおこなう予定。旅行会社への情報提供も始めているという。

▽マリアナ政観、減便の影響に懸念-夏のチャーターに期待

UA機 日本/サイパン間については、デルタ航空(DL)が5月6日を最後に成田線を運休し、以後は直行便がなくなる予定。マリアナ政府観光局(MVA)によれば、グアム経由でサイパンを訪問する日本人旅行者数は、直行便がある現在は多くはなく、地方発の旅行者の一部に留まるため、旅行会社のグアム経由によるサイパン商品は少ないという。

 ただし、DLの減便以降はグアム/サイパン線を利用する日本人旅行者が増える見通しで、MVAは「今後は座席減の影響が出てくるのでは」と懸念を示した。同路線は生活路線でもあるため、今後は現地政府がUAに対し、計画を変更するよう働きかけるという。

 ロタについては、グアム線は完全に無くなり、サイパン線は現地のスター・マリアナス・エアーが定員8人程度の小型機で1日3便を運航する。なお、2017年度(16年10月~17年9月)のマリアナ諸島への日本人訪問者数は前年比15.9%減の5万2227人。18年3月単月の訪問者数は1.9%増の5004人で、このうちサイパン島は1.7%増の4932人、ロタ島は16.1%増の72名。テニアン島は人数を計測していない。

 MVAでは年内の日本/サイパン間の定期便就航に向け、航空会社と交渉を続けているところ。夏の多客期を中心にチャーター便の運航も働きかけており、7月にはチェジュ航空(7C)が中部発着で往復1便、8月にはアシアナ航空(OZ)が成田発着で往復5便の運航を予定している(関連記事)。

 なお、UAのグアム/サイパン線の運航スケジュールは以下の通り。

▽UA、グアム/サイパン線運航スケジュール(6月1日~)
便名未定 GUM 07時00分発/SPN 07時45分着(デイリー)
便名未定 SPN 08時45分発/GUM 09時30分着(デイリー)

情報提供:Travel Vision