ノックスクート、成田線に続き関空・中部も意欲、「1年以内」

来日したノックスクート(XW)副最高経営責任者のギャン・ミン・トー氏は4月23日に開催した記者会見で、6月1日の成田/バンコク(ドンムアン)線開設を正式発表するとともに、「その後の1年以内に日本のもう1、2都市に就航したい」と意欲を示した。記者会見後の本誌の単独取材に対しては、就航先として複数の候補があるなかで、特に関空や中部の可能性が高いことを示唆。「市場規模が大きいため(成田線と同じ)B777-200型機で運航したい」と語った。同型機はスクートビズ24席、エコノミークラス391席、全415席。

B777-200型機

 加えて、年内の導入を検討している近・中距離用のB737-800型機についても言及し「日本路線に投入したい」と話した。就航地につては明言しなかったものの、航続距離などを考えると西日本の主要空港となる見込み。

 このほか、トー氏は羽田について言及し「20年までにスロットが増えると聞いている。認可が下りれば成田とともに運航したい」と語った。

 

▽成田線の販売「旅行会社の力必要」、TRとのカニバリなし

記者会見後の記念撮影 

成田/ドンムアン線の航空券は4月23日から販売。同区間についてすでにタイ・エアアジアX(XJ)が1日3便を、ノックエア(DD)とXWに49%ずつ出資しているスクート(TR)が成田/ドンムアン/シンガポール線の一部として1日1便を運航しているが、トー氏は「我々の参入で座席供給量は6%から7%増えるが、日泰間にはイン・アウトともに強い需要がある」と楽観視し、搭乗率については85%をめざすとした。

 TRとXWの日本支社長を務める坪川成樹氏は、TRの成田/ドンムアン線の平均搭乗率が95.4%に上ることを説明。「日本市場ではTRと同じスタッフがセールスを担当するので、十分90%台をねらえる」と自信を見せた。同氏によれば、TRの同区間はタイ発が53%、日本発が40%、シンガポール発が7%であることなどから、XWでは日本発とタイ発の比率は5対5をめざすという。

 このほか、TRと競合する可能性については、TRが成田を10時に出発するところをXWは13時55分としたことを説明し「4時間もあればカニバリズムは避けられる」と話した。

 日本での販売は、XWなどのウェブサイトに加え、旅行会社経由でも実施。坪川氏は、TRの同路線がPCやモバイルサイトでの販売が全体の35%、OTAが20%、同社の推奨GDSであるインフィニを通した旅行会社経由が20%、大手旅行会社との直接契約による販売が25%、その他の空港カウンターなどが5%であることを説明し、XWも同程度の比率を見込む考えを述べた。

 同氏は「旅行会社の皆様の協力は不可欠」と強調し、今後も旅行会社との関係を重視する方針を示した。トー氏も「他のLCCは自社サイトでの直販がメインだが、我々は旅行会社経由の販売に注力しており、それが他社との差別化にもつながる」と話した。なお、今月末を目処にBSP Japanにも加盟するという。

 成田/ドンムアン線の航空券はスクートビズの片道が2万9800円から7万800円までで、エコノミークラスが9800円から6万1900円まで。空港税などは別途徴収する。4月23日から25日までは就航記念運賃も設定。運航スケジュールは以下の通り。

 

▽XW、成田/ドンムアン線運航スケジュール(6月1日~)
XW101便 NRT 13時55分発/DMK 18時25分着(デイリー)
XW102便 DMK 02時20分発/NRT 10時25分着(デイリー)

 

情報提供:Travel Vision