ガーナの危険情報

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【危険度】
●全土:
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●北部州,ボルタ州では,首長権を巡る対立・衝突により死傷者が発生しているほか,部族間や政党間の衝突による争いが発生しており,夜間外出禁止令が発出されています。最新情報の収集に努め,注意してください。
●アフリカ西部においてイスラム過激派によるテロ事件が発生しているため,テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう,特別の注意を払ってください。

1 概況
(1)ガーナは,西アフリカ諸国の中でも治安情勢が比較的安定している状況にありますが,北部州を中心に,首長権を巡る対立・衝突が発生しているほか,部族間対立や政党支持者間の対立も発生しています。加えて,2014年以降,物価高や公共料金の値上げによる生活費の高騰により,国民生活は困窮の度を高め,相当の不満を抱えているものとみられることから,些細な事件をきっかけに,大きな衝突・混乱が発生する可能性があります。

(2)アフリカ西部では,2015年11月,マリの首都バマコにおいて,2016年1月にはブルキナファソの首都ワガドゥグにおいて,同3月にはコートジボワールの観光地グラン・バッサムにおいてテロ事件が発生し,イスラム過激派組織イスラム・マグレブ諸国のアルカイーダ(AQIM)等が犯行声明を発出しています。また,2018年3月には,再びブルキナファソの首都ワガドゥグにてテロ事件が発生し,イスラム過激派組織イスラムとムスリムの支援団(GSIM/JNIM)が犯行声明を発出しています。
 ガーナでは,反政府組織や国際テロ組織による具体的な活動は確認されていませんが,ガーナ政府がマリ共和国を含む複数国にPKO活動への貢献として軍を派兵していることから,上述の反政府組織や国際テロ組織から報復の標的となる可能性を排除できず,行動には十分注意が必要です。

(3)これまでに,ガーナにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことがますます困難となっています。
 このように,テロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となる得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切な安全対策を講じるよう,心がけてください。

2 地域情勢 
 全 土
 レベル1:十分注意してください。(継続)

(1)北部州
 2017年,北部州のビンビラでは,首長権争いによる衝突により死傷者が発生したほか,クパティンガ及びその周辺地域においても,同様の争いによる衝突が発生しています。また,ブンプルク及びその周辺地域では,部族間や政党間の衝突による争いが発生していることを受け,治安当局は,これらの地域に対し,それぞれ夜間外出禁止令を発出しています。今後も,同様の衝突等が発生する可能性があります。

(2)ボルタ州
 治安当局は,アラヴァンヨ及びウコンヤにおいても,首長権争いを背景にした銃器による衝突が再発しているため,夜間外出禁止令を発出しています。今後も,同様の衝突等が突然発生する可能性があります。

(3)アシャンティ州
 2017年初旬,金の違法採掘業者が一斉摘発された結果,職を失ったガーナ人による犯罪が増加しているように見受けられます。同州クマシにおいては,邦人への被害も発生しています。

(4)その他の地域
 首都アクラ市を含め各地において,外国人に対する強盗,強盗未遂,器物破損,住居侵入,詐欺及び襲撃事案などが多く発生しています。

 つきましては,これら地域へ渡航・滞在を予定している方は,報道等から最新情報の把握に努め,自身の安全対策を十分講じてから渡航することをお勧めします。既に滞在中の方は,在ガーナ日本国大使館とも連絡をとりつつ情報収集に努めるとともに,安全対策を講じるようにしてください。

3 滞在に当たっての注意
 ガーナにおける渡航・滞在に当たっての一般犯罪等に対する注意事項については,外務省海外安全ホームページ内の「安全対策基礎データ」(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=96 )も併せてご参照ください)。
 ガーナの主要犯罪発生状況については,年々減少傾向にあったものの,2016年に一転して増加に転じており,首都アクラ周辺でも強盗団による襲撃が発生しています。滞在される方,または滞在中の方は, 下記の事項に十分留意して行動し,危険を避けるように努め,在ガーナ日本国大使館や現地関係機関,報道等より最新の情報を入手してください。また,自宅や職場の周辺で不測の事態が起きた場合には,事態が収まるまで,安全な場所で待機するとともに,速やかに在ガ-ナ日本国大使館に連絡してください。

(1)滞在に当たっての基本的な注意事項
ア ガーナ全土において銃器を使用した犯罪が発生しており,被害例では,道路封鎖し停車させた車両を銃器で脅し,金品などを強奪する事案が報告されています。万一遭遇した場合は,身の安全を最優先し,絶対に抵抗しないでください。
イ 警察当局は,繁華街や海岸において,夜間から早朝にかけての外国人の徒歩での移動は控えるよう注意喚起しています。路上強盗,押し込み強盗及びタクシー強盗等は,夕方以降に発生するケースが目立ちますが,最近では白昼人通りが多い場所でも被害が報告されています。
ウ ガーナにおける特徴的な路上強盗は,バイクに乗った2人組の犯人が背後から近づき,まずは銃やナイフ,鉈等で脅し,ひるんだ隙に手荷物を奪うという手口です。従って徒歩で移動する際は,周囲の状況に細心の注意を払ってください。また,ガーナでは性犯罪も多いため,特に女性の1人歩きには十分な注意が必要です。
エ 空港では,偽警察官,偽職員及び荷物運びによる置き引きや窃盗が発生しています。貴重品は絶対に体から離さないようにしてください。
オ 空港の入国審査でパスポートに押印される入国印には滞在期間30日と記載されるケースが多くあります。この場合,仮に日本で取得した査証(ビザ)が60日と記載されても,滞在許可期間は30日までとなりますので,30日以上滞在する方は,入国管理局で所定の手続きを行ってください。
カ 日本人を含め外国人が被害となる通称「419事件」(国際詐欺事件)や,インターネットや電子メールを利用した恋愛・結婚詐欺が増加していますので,十分注意してください。

(2)海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在する方は,在ガーナ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )。
 3か月未満の旅行や出張等の際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時に在ガーナ日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外安全情報配信サービス「たびレジ」に登録してください(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。

(3)ガーナでは,年間400万人のマラリア患者が発生しており,特に4月から8月にかけての雨季の時期に多くの患者が認められます。地方やアクラ郊外でも蔓延しているため,日本でマラリア予防の対策を済ませておくことをお勧めします。さらに,日本に帰国してからマラリアを発症するケースもあるため,帰国後に発熱を認めた際は自己判断せずに感染症外来,または大学病院などを受診することを推奨します。また,下痢症も一般的に認められる症状であるため,市販の飲料水を購入し飲むように心がける必要があります。
 一方,病院は医療設備が整ってはいるものの医師のレベルに格差があり,運用もスムーズではありません。特に外科系の専門医師の数は少ないため緊急手術でも5-6時間待たされる場合も散見されます。これらの医療事情により,重大な症状を呈する疾患ではヨーロッパへの搬送も考慮されるため,搬送費用,治療費を十分に考慮にいれた保険に加入してください。

4 隣国のコートジボワール,トーゴ及びブルキナファソにもそれぞれ危険情報を発出していますので,併せてご留意ください

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ガ-ナ日本国大使館
  住所:Fifth Avenue Extension, West Cantonments Accra, Ghana(P.O.BOX 1637)
  電話:(市外局番030)2765060,276501
   国外からは(国番号233)30-2765060,2765061
  FAX:(市外局番030)2762553
   国外からは(国番号233)30-2762553
  ホームページ:http://www.gh.emb-japan.go.jp/j/