IATA、4月に全世界で「TIP」導入-次世代BSP、日本では2Qから

国際航空運送協会(IATA)はこのほど、4月1日からIATA公認代理店のカード使用に関して透明性を高める規定「Transparency In Payments(TIP)」を全世界で導入すると発表した。IATA旅客代理店会議(PAConf)での、IATAが次世代のBSPと位置づける「NewGen ISS」に関する決議(レゾ)812号の採択、各航空会社の裁量で代理店カードの使用を認めるレゾ890号の一部変更などを受けたもの。

 IATAによれば、TIPにより航空会社はIATA代理店が支払いに用いる手段を明確化することができ、IATA代理店は代理店カードなどの「Alternative Transfer Methods(ATM)」に関して、航空会社による利用可否をBSPlink上で管理できるようになる。ATMにはIATA代理店やIATA代理店経営者・従業員などの名義のクレジットカード、バーチャルカードナンバーを含む。

 4月1日からはBSPlinkに、代理店による代理店カードの登録、ATMプロバイダーによるプロダクト登録、航空会社による代理店カード・ATMの利用可否に関するポリシー規定、航空会社が同意した登録済代理店カード・ATMのリストの確認に関する機能を追加する。また、航空会社向けには代理店が新規・変更登録したカードを通知するメールアラート機能、IATA代理店向けには登録したカードに対する航空会社の同意の変更を通知するメールアラート機能も追加する。

 なお、代理店カードについては全日空(NH)や日本航空(JL)など多くの航空会社が、使用を禁止してきたところ。昨年3月のレゾ890号の改定後も、各社がその方針を改めて明確化する文書を通知を発出している。

 なお、次世代BSPと位置づけ「IATA公認代理店とBSP加盟航空会社に柔軟で健全な取引を提供」するNewGenISSについては今後、全世界で現在のレゾ818gから新たなレゾ812に段階的に移行して導入する。BSP JAPANについては、今年の第2四半期中の移行を予定するという。